技術開発

多様化、高度化する時代のニーズに技術と信頼で応える。

当社では汎用型はもちろん、特殊金型と呼んでいる付加価値の高い金型の設計製作を得意としております。
また金型の7割は決まるといわれる設計の技術開発、特に顧客仕様別にあらかじめ雛形を設計し、Microsoft officeのExcelとCADを連携させるExcel連携というシステムを取り入れ、CADmeisterという樹脂金型3D設計に特化したハイエンドCADを開発する、唯一の国内開発メーカーである日本ユニシス・エクセリューションズ社との共同開発も進めております。そして設計からNC、穴加工、EDM、EDW加工まで3Dのみで完結させる一体システム導入など、常にプロセスイノベーションを意識し推進いたしております。

特に昨今の業界のめまぐるしいAI、IoT化の波に乗り遅れることのないよう、内部環境改革を重視し、技術の最先端を目指します。

 

弊社創業以来、10000面の金型製作実績があります。

協和精密製作所 株式会社

本社: 兵庫県神戸市西区室谷2丁目2番地7
年間製作型面数: 約250面(実績ベース)
(内訳)自動車製品 60%
    デジタル電化製品 20%
    医療介護・日用品等 20%
製作可能型重量: 10t(成形機 1300t)

特殊金型のご紹介

ナノ微細精密加工による金型(レンズ金型、導光棒金型、リフレクター金型など)

特色
通常、手加工による鏡面研磨は微細形状には使えません。形状の曲率が崩れてしまうためです。
レンズカット、プリズム形状等を有した鏡面微細形状の磨きレス加工を、当社独自の設計、加工プログラムでナノ微細精密加工機にて行います。自動車用ランプ周りのレンズ、導光棒やリフレクターなどの金型製作実績が多数あります。
また三次元測定機にて微細形状の測定を行い、面粗さなどの全形状確認をし、検査成績書を提出して精度保証が可能です。

ヒート&クール金型

特色
ヒート&クール成形には、蒸気加熱、ヒーター加熱、電磁誘導加熱など様々な手法があり、ウエルドが消せる、鏡面の転写性、シボの転写性向上などの効果があり、透明品の成形にも非常に優れ、塗装レス、シボレスも可能です。
また、意匠鏡面#14000まで仕上げが可能で高光沢に仕上げることができます。
特殊冷却システムによる加熱・冷却効率アップと蒸気加熱ダブルキャビティシステム(特許、経営革新承認取得)という当社固有技術とを組み合わせ、大幅な成形サイクルの短縮ができる技術の開発も進んでいます。

 

フィルム成形金型

フィルム成形金型とは、フィルムを使用し、製品へのデコレーションを射出成形時に行う加飾成形用金型のことです。
様々な成形方法の金型製作の実績が多数あり、サーモジェクトの箔バリ自動カット工法にも取り組んでいます。

●フィルムインサート金型

特色
あらかじめプレフォームされた加飾フィルムを金型にインサートし、成形します。
樹脂流動時のフィルムのズレによる不具合の解消法など、長年培った技術力を発揮いたします。

 

●インモールド金型

特色
印刷等で絵柄をつけたフィルムを送り出し、金型ではさみこんで成形します。
真空引き後のしわ発生や、吸引不足などの不具合の解消法など、長年培った技術力を発揮いたします。

 

●サーモジェクト金型

特色
通常のフィルム成形に比べて、巻き込み形状のしわなどによる不良率が
2~3%まで軽減されます。箔バリの型内自動カットの開発にも力を入れています。

 

インテークマニホールド樹脂化

現状、ダイキャストが多いインマニを樹脂にて成形する金型を作成した実績が多数あります。
樹脂化により、金型コストの低減、製品軽量化、金型寿命の向上等多数のメリットがあります。

 

フル3D自動設計から3D加工一体化システム

当社の社内設計では、完全フル3D設計にて金型設計を行い、あらかじめ登録した雛形部品を組み合わせ、設計リードタイムの短縮を実現しております。また、顧客仕様・成形機仕様を事前に登録することにより、Excelにて仕様と製品モデルを選択するだけで設計モデルが立ち上がる自動化も進んでおります。
そこからNC加工、穴加工、放電加工、ワイヤーカット加工と、3Dモデルから直接加工していくシステムを構築して持続的競争優位を図っており短納期、高品質、低価格化で高付加価値金型を提供いたしております。

 

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